アシスタント資格ではありますが、6-12エレメンタリーオリエンテーションコースを受講し、無事に取得致しました。参加の理由としては、いくつかあります。
- 0-3,3-6のディプロマは取得したけれど、6歳以降について知らないことが多いので、勉強してみたい。
- 5,6歳の子どもたちをサポートする際に、3-6の知識だけでは不十分な気がするので、6-12について少しでも知っておきたい。
- 日本で初のAMI6-12オリエンテーションコースを開催ということで、日本語通訳を通して受講できる貴重なチャンスである。
このような理由で参加しました。オリエンテーションコースということで、6-12のディプロマに比べたら、導入程度の内容ですが、受講できて参考になることが多くありました。
- 6-12歳の発達の特徴
- 6-12歳の子どもたちへの大人の役割
- 宇宙教育
- ゴーイングアウト
- エレメンタリークラス環境 など
特に、講師が何度も強調していたことは、6歳までと6歳以降のアプローチ方法は、「全く異なる」ということです。6歳までのアプローチ方法に少しだけ₊αするのはなく、全く違うアプローチが必要であるということでした。6歳までは自分自身を作り上げる時期です。6歳以降は仲間と関わりながら社会生活を送ることで、自分の価値観や思考力、自分の軸のようなものを構築していきます。6歳までにあった「吸収精神」はもうなくなります。その代わりに「知性」「理性」が生まれます。そのために、6歳までは「〇〇だよ。」と伝えると鵜呑みにしていたことが、6歳以降では「なんで〇〇なの?」「友達のAくんは違うといっていたけど、どっちが正解なの?」と自分で考えてから、誰かと話し合ってから、結論づけたいというふうになるのです。そのため、6-12の環境も3-6環境と大きく変化します。3-6では個人活動がメインでしたが、6-12では基本的にはグループ活動です。クラスメイトと常に議論し、話し合いながら進んでいきます。友達との関わりを重要視している内容になっています。
従来の教育と大きく異なることは、宿題やテスト、成績表がないことです。また教師が一方的に作成した時間割もありません。子どもたちは、自分の内から湧き上がる疑問、知りたいという欲求にしたがって学んでいきます。それを評価する教師の存在もないのです。その代わりに”自己評価”をしていき、自分自身で”自分を客観視していく力”をつけていきます。
私は0-6歳の教師をさせていただいているので、6歳以降に子どもたちが自信をもって自分で考えていけるように、お友達と関わっていくことができるように、6歳までの子どもたちをサポートしていきたいと思います。0-3,3-6,6-12,そしてそれ以降、その他の様々なことに関しても、学びはつきません。子どもたちと関わる上で、私自身も、毎日少しずつでも成長していけるように頑張りたいと思います。